きちんとした土台がなければ、どんなに良い石を使ってもいつか倒れてしまうでしょう。だから、まず基礎が丁寧に施工されたお墓は良いお墓であるといえます。
次いで、やはり石の良し悪しもお墓の良し悪しに影響します。
しかし、必ずしも「高価な石=良い石」であるとは限りません。なぜならば、石の価格はその性質だけでなく「希少性」を加味して決定されるからです。つまり、高価な石を使ったとしても「珍しいお墓」にはなり得ても「頑健なお墓」ではない場合があるのです。
とはいえ、現代のお墓に使用される石は一昔前のものと比べてとても頑丈ですから、風化の早さなどに違いは出るものの、どれを材料に選んでも3世代は憂いなく立ち続けるお墓になるでしょう。
ただし、冬場の気候が厳しい土地に建立される場合、お墓を長期的に保持しようと思われるならばいわゆる「良い石」を使用されることをお勧めしております。